桑原利彦教授が「日本鉄鋼協会 学術功績賞」を受賞
2023年3月14日
工学研究院 先端機械システム部門の桑原利彦教授が、2023年3月8日に「日本鉄鋼協会 学術功績賞」を受賞しました。
■受賞名
日本鉄鋼協会 学術功績賞
■受賞概要
?受賞題目
『金属板材の高度材料試験法の研究』
成形シミュレーションを活用して、プレス成形における成形不具合の予測精度を向上させ、試行錯誤なく工程設計の最適化を目指すことが世界のものづくりの潮流である。成形シミュレーションの精度向上を図るためには、計算で用いる材料モデルの妥当性を実験的に検証する必要がある。実際のプレス成形では、板材は多軸応力を受け、部位によっては反転負荷を受ける。したがって、材料モデルの妥当性の実験検証は、それらの応力状態を再現できる材料試験方法に準拠すべきである。
桑原教授は、30年におよぶ研究を通じて、材料モデルの妥当性を検証するための各種の高度材料試験方法を開発してきた。さらにそれらの試験方法の適用が成形シミュレーションの高精度化に寄与することを、多くの実験により立証した。
?賞の概要
鉄鋼に関する学術?技術の研究に顕著な功績のあった日本鉄鋼協会会員に贈られる。
一般社団法人日本鉄鋼協会(別ウィンドウで開きます)
2023年一般受賞者?(別ウィンドウで開きます)